故人がアパート住まいの場合、遺族はとっさに遺品整理を早くしなければならないのではと頭に浮かんで来るでしょう。しかし、賃貸契約を結んでいるので詳細な内容は確認してみないとわかりませんね。
この記事を読んでもらうと、故人がアパート暮らしだった場合の遺品整理についてご紹介しています。確認すべきことは契約書をまず見てみることから始めなくてはなりません。さらに、特殊清掃が必要な孤独死だった場合には、同時に専門業者への依頼が必要です。
身内がアパート暮らしで先々のことが不安になっている方、自らがアパート暮らしで心配になっている方など、ぜひ最後まで目を通してみてください。
アパート住まいの方が亡くなった時に確認すべきこと
アパート住まいの方が亡くなった時に、遺族だからといって契約の手続きを進めたり遺品整理をしたりすることはできません。
連帯保証人や相続人が優先されるからです。居住者の連帯保証人が誰になっているかを確認しましょう。
賃貸借契約書の内容
まず確認すべきことは、賃貸借契約書の内容です。故人がどのような契約でアパートを借りていたかを確かめる必要があります。
- 退去や違約金 退去日や違約金の確認が必要
- 家賃 入居から1年以内の場合には短期解約違約金がある・月の途中で退去する時には日割り計算
- 原状回復 退去時の原状回復義務がある
民間住宅よりも公営住宅は、契約内容が詳細に記載されていることが多いため、注意して確認してください。
アパート住まいの方が亡くなった時の費用負担をする人
アパートなどの賃貸物件に住んでいた方が亡くなった時には、遺品整理の費用を負担する優先順位が決まっています。
連帯保証人が最優先で、次に連帯保証人がいない場合には相続人となっています。もし、相続人もいない場合には賃貸物件の所有者が負担しなくてはなりません。
アパートでの遺品整理を進める手順
アパートでの遺品整理は、退去日が迫っている中で進めなくてはならないことも多くなります。
住人が亡くなってから家賃を継続して払うのは、できるだけ短くしておきたいものでしょう。
早く明け渡すためにも、遺品整理は早めに進めなくてはなりません。
退去のために遺品整理を早めに行う
アパートで遺品整理を行う時に、早く負担なく済ませるためには遺品整理業者への依頼がおすすめです。専門業者に依頼すれば、遺品整理に精通しているため、安心して依頼もできます。
相続や手続きに関して疑問があれば、相談することも可能です。
特殊清掃が必要な場合
現在では、高齢化によって孤独死の割合が増え続けています。素人では対応できるものではありません。孤独死を発見したからといって、遺族であっても勝手に窓を開けたり水を流したりすることはできません。
このような場合には、遺品整理の前に特殊清掃が必要です。特殊清掃を依頼できるのは、遺品整理業者でも対応しているところをさがさなければなりません。
- 消臭や洗浄
- 害虫の駆除
- リフォーム
- オゾン殺菌
特殊清掃には、上記の内容が含まれます。大々的なものになると、床や壁のリフォームも必要になってくることもあります。
遺品整理と特殊清掃は、同時に依頼できるところがおすすめです。作業効率が速くなることもありますが、1社だけの依頼で済むため費用を抑えるためにも有効だと言えます。
良質な遺品整理業者を選ぶポイント4つ
アパートの遺品整理を依頼する場合、遺品整理業者によっては、清掃までしっかりできていないことがあります。費用を支払っているのに、退去した際にオーナーからクレームが来ることも考えられるでしょう。
アパートの遺品整理を依頼する際に優良な業者を選ぶポイント4つをご紹介しましょう。
ポイント1:実績が豊富な業者
遺品整理や特殊清掃を依頼するには、業者の実績数を確認するのが賢明です。ホームページや口コミサイトで複数の口コミや実績が紹介されているかを確認してみましょう。
実績が多数あれば、それだけ場数を踏んでいるため作業効率が良く対応も優れていることが想定しやすくなります。
また優良な業者は、いくつか悪い口コミがあったとしても、大半は良い口コミが多くなっているのが普通です。
ポイント2:有資格者が在籍している業者
遺品整理士の資格を持っていなくても、遺品整理の業務はできますが、持っているスタッフが在籍していればそれだけの知識があるのできめ細かい対応ができます。
同様に、特殊清掃士という資格を持っていることで信頼できる業者だという判断に役立てられます。
ポイント3:見積書が分かりやすい業者
業者を見極めるためには、見積書からの情報はとても役立ちます。悪徳業者の場合には、あいまいな見積書を出したり作業後しか分からないと言ったりする可能性があるので注意してください。
- 費用の構成
- サービス内容の内訳
見積書を見て上記の2点が分かりやすいかどうかをまず確かめましょう。どんな作業がいくらになるのかが分かりやすい見積書なら、信頼のおける業者だと判断できます。
逆に、項目がきちんと記載されていないままで一括の費用が記載されていると、不明瞭な点が出て来る可能性が高くなります。
特に、特殊清掃を依頼したい場合、サービス内容にどのような作業が含まれているのかも素人では分かりづらいものです。追加料金がかかるのはどのようなケースなのかも問い合わせておいてください。
ポイント4:相見積もりに応じる業者
費用を安くするためにも、複数の業者への見積もりを取るのが賢明です。相見積もりを取っていることを業者に伝えておきましょう。
同じような作業内容であっても、遺品整理の作業はスタッフの人数や時間、車両によって数万円の違いが出ることも珍しくありません。
相見積もりを取っていると伝えておけば、依頼を請けるためにある程度の値引きを設定してくれる可能性が高まります。
まとめ
故人がアパート暮らしをしていた場合の遺品整理のやり方についてお伝えしました。戸建てに住んでいる場合と異なり、退去日まで急がなくてはならない事情があります。
また、賃貸借契約書に従って必要な手続きや原状回復も必要になります。遺品整理を早急に済ませるためには、業者への依頼がおすすめです。
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