故人が賃貸物件に住んでいた時の遺品整理の注意点!特殊清掃が必要なケースもあり得る - 福岡エコサービス

故人が賃貸物件に住んでいた時の遺品整理の注意点!特殊清掃が必要なケースもあり得る

賃貸物件に住んでいた方が亡くなると、遺品整理を始める前に確かめておかなくてはならないことがあります。物件の持ち主は、遺族の気持ちの整理がつくまで遺品整理をいつまでも待ってくれるとは限りません。ただちに遺品整理をしなくてはならないと考えがちですが、賃貸物件の場合には、契約書の確認がまず先です。

今回の記事は、故人が賃貸物件に住んでいた場合の遺品整理の注意点をご紹介します。賃貸借契約書の確認、遺品整理の手順、特殊清掃が必要な場合について詳しくまとめていますので、親が賃貸物件で一人暮らしをしている方や自身が一人暮らしをしているなど気がかりになることがあれば、もしもの時を想定してまず何をすべきかを考えることから始めてみましょう。

賃貸物件

賃貸借契約書の確認が必要

賃貸住宅契約書

故人が賃貸物件に住んでいた場合には、すぐに遺族が遺品整理をしても良いのでしょうか?実は、賃貸の連帯保証人や相続人ではないなら、遺族だからと言って勝手な判断で契約を解除したり遺品整理をしたりすることはできないのです。

連帯保証人に遺族がなっているのであれば、まずは賃貸借契約書の確認をする必要があります。連帯保証人がいない時には、相続人が遺品整理の費用を持つように決められているので注意をしておきましょう。

賃貸借契約書で確認すべきこと

  • 家賃
  • 解約や違約金
  • 退去日

連帯保証人か相続人が、亡くなった方の賃借権を引き継ぐことになるため、これらの対応をしなくてはならないのです。

  • 家財道具を撤去する
  • 破損した部分の修理
  • ハウスクリーニング

賃貸物件なのでこれらの対応に時間がかかるほど家賃の支払い義務も長くなります。できる限り、最短で対応できる業者を見つけるのが賢明です。

賃貸での遺品整理の手順

遺品整理

遺品整理の手順は、以下のように進めるのが基本です。

一般的な遺品整理の場合

故人が家以外で亡くなった場合には、主に以下の遺品整理のみで済みます。

  • タンスや引き出しなどに入っているものを整理
  • 冷蔵庫の整理
  • 書類を整理
  • 家具や家電の整理

退去日が迫っている時には、短時間で遺品整理を済ませるためには業者への依頼がおすすめです。時間的に間に合うだけではなく、精神的・体力的な負担が軽減できるメリットもあります。持ち家に住んでいる場合と異なり、賃貸の場合には遺品整理をする時間的なゆとりが限られてくることが大半なので一度の依頼で済む業者を利用するのが賢明です。

相続放棄を考えているなら遺品整理は直ちにしない

相続をすると決めている場合には、遺品整理に即座に取り掛かっても支障はありません。しかし、遺品整理をしたあとで相続放棄の申し立てをするとすでに相続が確定したとはんだんあれるため相続放棄が認められなくなるので気をつけてください。ただし、財産価値が認められないものであれば、相続放棄が認められる前でも形見分けをすることは許容されています。

孤独死なら特殊清掃が必要

防護服を着た特殊清掃のスタッフ

高齢化によって孤独死の件数も増加しています。故人が死後3~5日も経過して発見されることも珍しくありません。そのような場合には、腐敗が始まるため素人では対応ができないため特殊清掃に対応できる業者への依頼が必要になります。

遺体による腐敗臭や汚れを処理する技術を持っているのが、特殊清掃業者です。腐敗や体液が残っている場合に、業者は防護服を着用して特殊清掃を行います。これは、細菌感染の対策であり消毒を行ってから入室するのが基本となっています。孤独死が起きた場合には、時間の経緯とともに特殊清掃のレベルも上がっていくため、早い段階で専門業者に依頼をする方が費用面を抑えられるでしょう。また、周辺住民への配慮からも専門業者への依頼が適切です。

特殊清掃を依頼すると、臭いや汚れのついた家具や家財は廃棄されます。したがって、きれいな状態の遺品だけ手元に残るわけです。

特殊清掃と遺品整理を依頼できる業者

特殊清掃は、遺品整理と合わせて依頼できる業者も多いので特殊清掃後にそのまま遺品整理をしてもらえます。費用の安さだけを最優先して業者を選ぶと、思うように腐敗臭が取れないこともあり得るので、選び方は慎重に行いましょう。実績が豊富で特殊清掃の技術が高い業者を絞り込むようにしてください。

業者の作業が完了したら、備え付けの設備や備品を確認しましょう。きちんと設備があることが、賃貸物件の原状回復の一つでもあるためです。

遺族が遠方に住んでいる場合には、遺品整理がなかなか進めにくいことも少なくないでしょう。遺品整理が遅れるに連れて家賃の支払いも長くなってしまいます。そのような場合には、遺品整理のプロにお任せするのがおすすめです。必要に応じてハウスクリーニングや特殊清掃も提供してもらえるため、一社の依頼で済みます。

まとめ

故人が賃貸物件に住んでいた場合は、お伝えしたような注意点があります。遺品整理を始める前に、まず契約書によく目を通してみましょう。必要に応じてハウスクリーニングや特殊清掃を依頼することも念頭に置いておくと、賃貸物件の場合の遺品整理が滞ることなくできるよう理解できます。

福岡エコサービス遺品整理センターでは、お電話かお問い合わせフォームから相談が可能です。もちろん、賃貸物件の遺品整理も丁寧に迅速に応じています。作業前のミーティングから作業前の準備・遺品の確認も細部まで丁寧な対応が可能です。賃貸物件で退去日が迫っている場合にも、迅速に対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

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