生前整理に興味を持っていても、具体的にどんなメリットがあるのか分かりにくいと先延ばしになってしまうものです。
将来に備え生前整理を視野に入れている方は、この機会にタイミングや注意点はどんな点があるのかを見極めてみませんか?
今回は、生前整理の業者をどんなポイントに着眼した選び方をすれば良いのかを伝えていきます。
目次
- 生前整理を行うメリットは?
- 持ち主の意思を尊重して処分ができる
- 老後に安心した暮らしを送れる
- 亡くなった後の家族の負担が軽くなる
- 生前整理をするのにふさわしいタイミングと注意点
- 定年をきっかけに生前整理を進める
- 親子で行うなら親の説得が欠かせない
- 生前整理の負担を軽くするなら業者に依頼を検討しよう
- 信頼できる生前整理を行う業者の選び方
- 必要な資格を持っている
- 不用品の買い取りも行ってくれる
- 詳細が記載されている見積書を出せる
- 請求金額が見積の金額と同じ
- ホームページに依頼者の口コミが掲載されている
- 料金体系がきちんと公開されている
- まとめ
生前整理を行うメリットは?
現代は、生前整理が注目される時代になっています。
まず、はじめに生前整理を行うことでどんなメリットがあるのかを見て行きましょう。
持ち主の意思を尊重して処分ができる
自分が亡くなってから遺族が遺品整理を行うのに対して、持ち主の意思を尊重して処分することができるのが生前整理です。
自分が動けなくなった時に、施設や入院となった場合でも持っていきたいものや必要なものがすぐにわかるようになります。
これからの人生に必要なものともう不要になったものを、自分の目で確かめて振り分けられるのは、安心感につながるでしょう。
老後に安心した暮らしを送れる
人生100年時代を迎え、老後をいかに快適に暮らすかを考えている方も多いでしょう。
不要なものに囲まれた生活は、転倒やケガの危険性を高めてしまいます。
ちょっとした転倒から、寝たきりになったり入院によって認知症を発症してしまったりと言うのも良くある話です。
生前整理をすることで、危険を回避できるようになると現状の心身の状態を維持するためにも役立ち、安心した暮らしを送れるようになるのです。
亡くなった後の家族の負担が軽くなる
生前整理は、自分の死後に家族が遺品整理に追われる負担を大きく軽減できます。
家財や貴重品、趣味のものの整理を思い浮かべるものですが、生前整理にはエンディングノートの作成も含まれます。
あらかじめ、エンディングノートを作成しておくと家族が故人の意向を尊重した葬儀、相続などを選択できるようになるメリットもあるのです。
これは、自分の死後のことを考えた時に大きな安心感になります。
生前整理をするのにふさわしいタイミングと注意点
このようなメリットがあるのが、生前整理です。
ここからは、生前整理を始めるにあたって、ふさわしい時期と注意点を紹介していきます。
定年をきっかけに生前整理を進める
一般的に、生前整理にふさわしい時期は、定年退職後です。
時間的なゆとりだけではなく、精神的にもゆとりを感じられる時期でもあります。
少しずつでも不用品を片付けていくだけでも、すっきりとした環境で生活を維持できるようになるでしょう。
定年だけではなく、孫ができた時や65歳になった時など自分なりの節目を意識しても良いです。
親子で行うなら親の説得が欠かせない
生前整理はできれば自発的に行いたいものですが、親御さんがなかなか取り組もうとしないからといって、子供が許可なく親の物を整理することはできません。
親子で生前整理を行うには、まず、親の説得から始めましょう。
「家の中が片付くと暮らしやすい」
「無理なく物を取り出せる」
このような暮らしに直結しているメリットを伝え説得を試してみましょう。
「物をため込んでいるから今になって困るんだよ」
などと、親を否定するようなことをしてはいけません。
生前整理の負担を軽くするなら業者に依頼を検討しよう
長い人生の中で使ってきた大切なものを仕分けして捨てるのは、思った以上に体力的にも精神的にも大きな負担がかかります。
親子で生前整理を進めても時間的・精神的なゆとりがないことも少なくありません。
親子で進めようとしても上手く行かなかったり、負担がかかり過ぎて暮らしに支障が出てしまったりするなら、生前整理の業者を検討するのも一つの手だてになることを知っておきましょう。
信頼できる生前整理を行う業者の選び方
ここからは、生前整理の業者を選ぶ際に失敗をしないようにするためにも、安心して任せられる信頼できるところを見つけるポイントを紹介します。
必要な資格を持っている
生前整理の業者のスタッフは、以下の資格を持っているかどうかを確認しましょう。
優れた品質のサービスを提供してもらうためには、きちんとした資格保有者かどうかは大切なポイントです。
- 生前整理アドバイザー
- 整理収納アドバイザー
- ライフオーガナイザー
- 遺品整理士(生前整理にも詳しいため)
不用品の買い取りも行ってくれる
生前整理の業者は、ものを片付けるだけではなく、不用品の買い取りも行っているところがおすすめです。
買取金額で、生前整理の費用を少しでも安く埋め合わせられるからです。
買取の対象になるものは、家電や家具、骨とう品など様々なものがあります。
みすみす捨てるよりも、価値あるものは買い取ってもらうことですっきりとした生前整理ができるようになるのではないでしょうか?
詳細が記載されている見積書を出せる
見積書を出してもらうなら、詳細が分かりやすく記載されている業者を選びましょう。
作業内容と内訳が分かりやすく、追加料金の発生の有無なども明確になっている業者で複数社を比較して絞り込むのが賢明です。
また、作業内容と内訳に不明な点があれば、素人にも分かりやすく説明をすることをいとわない業者なら信頼が持てます。
請求金額が見積の金額と同じ
また、口コミサイトで業者の請求金額と見積の金額が同じになっていたかどうかも大切な見極めのポイントになります。
残念ながら、生前整理の業者の中には悪質な請求を行うところもあるので、こうした口コミ情報は収集しておくことで後悔の無い依頼ができるようになるのです。
ホームページに依頼者の口コミが掲載されている
業者のホームページに依頼者の口コミの記載があれば、信頼が持てるかどうかの判断材料になります。
また、お住まいの地域や依頼したい地域の生前整理の業者を検索するには、「みんなの遺品整理」がとても便利に利用できます。
実際に、依頼をした方の口コミが掲載されているので、信頼ある業者を探し出しやすくなります。
本当に依頼をした方ではないと感じられない口コミは、生前整理の現場の臨場感もあるのでぜひ参考にしてみてください。
料金体系がきちんと公開されている
生前整理を依頼する際に、基本料金が明確に記載されている業者を見つけましょう。
間取りによって料金の目安が決められているのですが、基本料金に含まれているかどうかの確認も分かりやすい業者なら安心です。
まとめ
生前整理を業者に依頼すると計画的に進められ、自力で行うよりも負担もずいぶんと軽くなります。
けれども、費用もかかることですから業者を慎重に選ぶことがとても重要です。
現在、多数の業者が存在しているため比較をする際にも分かりづらさがあります。
満足の行く生前整理を行ってもらうためにも、入念にチェックポイントを意識した業者の選び方をしてみましょう。