遺品整理はとても大変だというのを耳にすることもあり、生前整理への関心が高まっています。生前整理業者に依頼することを検討している方でも、気になるのがやはり費用の相場ではないでしょうか?また、具体的に生前整理業者に依頼できるサービス内容がどのようなものがあるかまでは、詳しくは理解されていません。
今回の記事は、生前整理業者の提供できるサービス内容・生前整理の費用相場について説明していきます。費用相場を把握しておくと、見積もりの際にすぐに役立ちますのでぜひ参考にしてみてください。
生前整理業者のサービス内容とは?
生前整理がメディアで注目を浴びるようになっているものの、具体的にどんなサービス内容があるのかご存知ですか?そろそろ、将来のことを考えて生前整理を始めたいと思われる方も、自分で対応できる部分とできそうにない部分があり、漠然とした不安もあるでしょう。
生前整理業者が提供できるサービス内容は、以下の通りです。
- 身の回りの所有物・家財の整理整頓
- 不用品の処分
- デジタル整理
- 遺言書の作成
- 財産目録の作成
やはり、生前整理といって一般の方が真っ先にイメージするのは、所有物・家財の整理整頓や不用品の処分ではないでしょうか?近年では、スマートフォンやパソコンにあるデジタル管理されているパスワードやID、写真、文書などの整理も興味を持つ方が増えています。業者へは、上記のサービス内容から目的のものだけを依頼することもできます。
生前整理を業者に依頼した時の相場
生前整理の費用がどれくらいかかるのかも、今後、依頼を検討している方にとっては、気になる点でしょう。大まかに分けると、生前整理の費用は、間取りごとで変わって来ますので、以下をご覧ください。
不用品処分や日用品などの整理
間取り | 費用相場 |
1DK | 50,000~12,000円 |
1LDK | 80,000~200,000円 |
2DK | 120,000~250,000円 |
2LDK | 130,000~300,000円 |
3LDK | 190,000~500,000円 |
4LDK | 230,000~600,000円 |
間取りによって、たとえば3LDKなら31万もの差があるので驚かれるかもしれません。これは、同じ間取りでも物の量に左右されるからです。物の量によって作業するスタッフの人数や時間も変化するので、相場にはかなりの開きがあることを把握しておきましょう。そのためにも、必ず見積もりを作成してもらうようにしましょう。
デジタル関連
デジタル整理を依頼する場合、費用は別途かかります。亡くなってから、「パソコンのログインパスワードが解除できない」「前もってデータをUSBメディアなどに移行しておきたい」などを生前に済ませておきたいデジタル関連の依頼もできるので、必要に応じて済ませておけば安心です。
デジタル整理の内容 | 費用相場 |
ログインパスワードの解除 | 18,000~21,000円 |
各種データの移行 | 10,000~18,000円 |
ネットサービスのID・パスワード調査 | 18,000円 |
上記のデジタル整理の内容を複数、一度に依頼するとパック料金でお得に利用できるケースもあります。費用相場を把握し、依頼前に見積もりを取るようにしましょう。
財産目録関連
財産目録の作成の費用相場は、50,000~10,000円ですが財産の数が多く作成に時間がかかる内容になっていると、費用が高くなります。
遺言書作成関連
遺言書の作成は、依頼する専門家によって費用相場が異なります。弁護士は、法的な専門家であり相続や遺族間の問題が発生した際にも対応できるのが特徴で、100,000~300,000円が相場です。
それに対して、司法書士は不動産取引の専門家であり、不動産を持っている方におすすめの専門家というのが特徴で、70,000~100,000円が相場なので弁護士よりも安く設定されています。調査を不要とする簡易な遺言状を作成したい場合なら、行政書士への依頼も可能です。こちらの場合は、司法書士と同じく費用は、70,000~100,000円が相場になっています。
生前整理を自分で進める時の相場
一方、生前整理を自分で進めたいという方も少なくありません。衣類や本・日用品・家電や家具など少しずつでも身軽にしておくことで、安心感が増していくようになります。費用は、自治体のゴミ回収を利用できる物を処分するならその処理費用とゴミ袋代がかかる程度で済むでしょう。普段の回収で対応できない粗大ゴミは、自治体によって費用が異なるため対象品目をどのように処分するのか進め方を調べておくようにしてください。自分で生前整理を進めていくのは、時間が確保できて体力的なゆとりがある方に向いています。
- 粗大ゴミの回収費用 「自治体名 品目 処分」で検索
- 粗大ゴミの回収費用は自治体で異なる
- 粗大ゴミはゴミ処理場へ持ち込むか収集日に出す
しかし、粗大ゴミや家具・家電の処分はたやすくできにくいのが現実です。家具や家電の搬出や運搬は、人手も車両も揃っていないとなかなかできません。そのため、時間・体力があり手間がかかっても億劫に感じないなら、自分で生前整理をある程度できる範囲で進められます。自分では大変な部分だけを、生前整理業者に任せる選択肢も念頭に置いて進めるのも良いでしょう。
まとめ
生前整理を業者に任せたいと思われるなら、少なくとも3~4社の見積もりをしてもらうことをおすすめします。ご紹介したように費用は、ばらつきがかなりあるのは、依頼内容や物の量によるためです。また、見積もり金額には、搬出や処分、清掃代金が含まれているかもあらかじめ確認をしておきましょう。当社 福岡エコサービスは、生前整理のお見積もりも無料で承っております。「生前整理で不用品の処分に困っている」「自分で生前整理を進めようとしたけれど搬出ができないものがある」などどんなことでも、お電話・メールでお気軽にご相談ください。