「家の整理を手伝ってほしい」「ごみ屋敷を何とか解決したい」といった家の整理に関する悩みを抱える方は、結構いらっしゃいます。自力でできることは限界があるため、なかなか整理を進めにくいものです。
こちらの記事を読んでもらうと、家の整理を依頼する業者を選ぶ際にどのような種類の業者をまず検討すれば良いのかが分かりやすくなります。
また、業者に依頼をする際に知っておきたいメリットと注意すべきデメリットもご紹介します。業者の種類をしぼり込んだら、満足できる業者の選び方もまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
家の整理や片付けを任せられる業者の種類は？
家の整理を始めたいと思う時、手伝ってくれる人手が欲しいと思うことも多いでしょう。片付けの規模にも寄りますが、家の整理をする際には依頼をすると代行してくれる業者はいろいろとあります。依頼したい内容や家の状態などから向いている業者を探すようにしましょう。
業者によって作業内容や費用なども違いがあるので、まずは業者の特徴からご覧ください。
不用品回収業者
不用品回収業者は、家の整理は自分で済ませものの処分だけを依頼したい時におすすめです。ものの仕分けを依頼しなくて済むので、他の業者より費用を抑えられます。
- 片付け後の不用品の処分を依頼したい
- 整理をするのにできるだけ費用を抑えたい
片付け屋
人手がないと家の整理が自力ではできない状態という方に、おすすめなのが片付け屋です。単独で営業しているのではなく、不用品回収や遺品整理などの家の整理やものの処分にまつわる業者は、片付け屋というジャンルでも対応可能にしているところも多くなっています。
- 自分で整理ができない
- ものの仕分けや整理から手伝ってほしい
- 収納や整理の方法についてアドバイスももらいたい
遺品整理業者・生前整理業者
家を丸ごと整理するようになるのは、遺品整理や生前整理の機会が多いでしょう。特に、遺品整理は住んでいた方が故人となってしまうため、遺品はさまざまなものが出て来ます。
遺品整理や生前整理の業者は、そうした事情を汲んで対応するので遺族へのきめ細かい配慮も長けています。
- 実家の親が亡くなったので遺品整理をしたい
- 老後に備えて生前整理をしたい
- 遺品整理に関連することや相続についても相談したい
ごみ屋敷清掃業者
家の中はごみで埋め尽くされているという状態なら家の整理は、ごみ屋敷清掃業者がおすすめです。単に、ものの整理をするだけではなく、ごみを撤去して住めるようになるまでの作業が含まれます。清掃だけではなくハウスクリーニングの他、リフォームまで依頼できるのが特徴です。
- ごみ屋敷になってしまった方
- 不用品の量が膨大にある方
- 異臭や害虫の発生がある方
家の整理を業者に依頼するとメリット多数
家の整理を業者に任せることで、いくつものメリットがあります。「家を丸ごとの整理をしなければならない」「家を売却するために整理をしたい」など目的があって進めているわけですから、具体的にどのようなメリットがあるかを見て行きましょう。
作業が早く確実に終えられる
家の整理を業者に依頼すると、作業に慣れているスタッフが進めてくれるので短時間で終えられるようになります。また、自力で進めていると途中で中断したり断念したりする可能性もありますが、業者なら確実に完了まで行ってもらえるのは心強いメリットです。
曜日に関係なく不用品を処分できる
自分で整理をして処分をしようとすると、自治体のごみ回収は平日に出さなくてはならず利用しづらくなってしまいます。回収日と自分の都合が合わないと、処分がそれだけ遅れてしまうでしょう。
業者に依頼すると曜日に関係なく不用品を回収してもらえます。特に、遠方に住んでいる方にとっては大きなメリットになるでしょう。
業者によっては立会い不要で作業を任せられる
家の整理を業者に依頼する場合、やむを得ない事情で立ち合いができない場合もあるでしょう。本来は、立会いをするのが当然なのですが、こうした事情がある時には立会いなしでも作業を進めてもらえるところもあります。
同意書にサインをする・鍵を預ける必要がありますが、作業の様子を動画や画像で報告をしてくれるので、分かりやすいでしょう。
近隣住民に知られずに家の整理ができる
外部からは分からないものの室内がごみ屋敷に近い状態になっている場合には、近隣住民に知られずにごみの撤去を依頼したいものでしょう。プロの業者は、こうした事情にも配慮しなれているため近隣住民に気づかれないように作業を進めてくれるので安心です。
家の整理を業者に依頼するデメリットもある
家の整理を業者に任せるのは、いくつものメリットがあることが分かりました。しかし、反面知っておくべきデメリットもあります。
まとまった費用がかかる
業者に依頼することで楽に短期間で家の整理が完了するのですが、まとまった費用はかかります。家の整理を請け負う業者次第、作業内容次第で異なりますが、費用を腹積もりしておかなくてはなりません。
間取りごとで決められている場合でも、ものの量に応じて費用が高くなります。また、不用品の処分だけではなく、ものの仕分けや整理を依頼するとその分の費用が加算されるようになり割高になることも心得ておきましょう。
業者の見極めをしないと悪徳業者に依頼してしまう
家の整理を依頼できる業者もお伝えしたように、いろいろなタイプがあります。
業者に見極めをしないで契約してしまうと、不法投棄や高額請求などをする悪徳業者に遭ってしまう可能性があることも知っておかなくてはなりません。費用も数万から数十万円もかかる作業内容となるので、業者の見積もりはより慎重に行うべきです。
家一軒の整理を依頼する時の業者の選び方
家の整理を依頼する際には、業者の選び方を知っておくと良質な業者を探せます。
相見積もりを3社程度取る
見積もりを取る際には、最低でも3社は取るのが望ましいです。内訳やサービス内容の比較がしやすくなります。
この時、電話での見積もりではなく訪問見積もりを出す業者を選ぶのがおすすめです。電話だけでは詳細な見積もりが出しにくく、追加料金が発生する恐れもあります。
保有している許可の確認をする
業者が「一般廃棄物収集運搬許可」を保有しているかを確かめてください。これは、自治体が許可をするものであり適切な業者かどうかの見極めに役立ちます。
もし「一般廃棄物収集運搬許可」がない業者の場合には、保有している業者に委託をしている状況かどうかも確かめてください。「一般廃棄物収集運搬許可」の取得が難しいために、委託をしている業者もあるためです。
キャンセル料・追加料金の支払いがあるのかを確認する
家の整理で回収されたごみは、廃棄物処理されます。この時、見積もりを上回る費用がかかるのは、ごみの種類や量の変動がある時です。こういった場合に、追加料金がかかる可能性があるのかを確かめておきましょう。
また、見積もり後にキャンセルを申し出た時のキャンセル料の有無も聞いておいてください。
まとめ
家の整理を短期間で確実に進めるには、業者の依頼が賢明です。ただ、業者はいろいろな種類があるので、希望する作業内容に対応しているところを選ぶ方が無駄がありません。
そのためにも、自分たちで対応できる作業がどこまでなのかを計画しておくことをおすすめします。対応できる範囲が分かると、依頼する業者を決めやすくなるためです。
メリットもいろいろとある反面、注意しておくべきデメリットもあります。家の整理を依頼する際には、満足の行く作業を適切な費用で請け負う業者を見つけるためにも、慎重に時間をかけて選びましょう。
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